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豆まき

2018/02/03

こんにちは、佐々木です。
皆さんはこんなお話をご存知でしょうか。


昔あるところに、たいへん働き者の嫁と、たいへんぐうたらな亭主の夫婦がおりました。
そんな亭主ですが人柄は優しく温厚で、嫁をとても大切にしておりました。夫婦はとても仲良しでした。

夫婦の住む家のすぐ近くの山には鬼が棲んでおり、大変乱暴で、近くの村々に強引に貢物をさせておりました。
鬼は、その夫婦の事もずっと見ていたのでした。

鬼は働き者の嫁が気に入り、「自分の所に来れば、もっと楽な暮らしができるぞ。」言いました。
しかし嫁は鬼の所に行きたくありません。例えぐうたらでも優しい亭主の所に居たいのです。

鬼は納得できません。「自分の方が強いし、良い暮らしが出来るのに何故来ないのか。」
嫁は言いました。「ああ見えても、うちの亭主はすごい才能の持ち主なのです。」
鬼は「では、それを証明して見せろ。もし嘘だったら、おまえも亭主も食ってやる!」


そこで嫁は、「同じ種類の作物を植えて、たくさん収穫できた方の勝ち」という勝負を提案します。
鬼は喜んで受けました。何故なら鬼は山に棲んでいるので、草木の事は良く知っているからです。

嫁は植える作物を大豆に決めて、同じ数だけの大豆を亭主と鬼に渡しました。
ただし、鬼に渡した大豆は
予め炒めてから

嫌がる亭主の尻を叩き、なんとか豆まきをさせます。
日頃、畑仕事などしない亭主は豆のまき方など知りません。
ろくに畑も耕さず、ひっつかんでは適当にバラまきました。

一方、鬼はその怪力で広々と立派な畑を作りました。
太い指で丁寧に豆をまいて、せっせと世話をし続けます。
鬼なので、寝ずに飲まず食わずで手入れをしました。

(大豆は、あまり手間をかけなくとも育つ、と言われていたそうです。)


結果。
ぐうたら亭主の畑には青々と豆が実り、
鬼の畑には1本も芽が出ないままでした。

鬼はすっかり自信を無くし、
今まで自分の強さを自慢して村人達を虐げていた事を反省しました。
夫婦はこれまでどおり、仲良く暮らしました。

だから鬼は炒った大豆を嫌うのです。


詳細や設定は違うかもしれませんが、だいたいこんな話だったかと思います。
地域によっては撒くのは炒った大豆ではなく落花生だったり、袋に入れた豆だったりする事もあるようです。

皆さんは豆まきなさいましたか?
 

 

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