以前、ハロウィンやクリスマスなどの時期に店舗日記で
「日本人は様々な宗教や文化に寛容である、ともいえる」
という様な事を書かせていただきました。
こんにちは、全てを受け入れる寛容さが欲しい佐々木です。
先日、今年開催される国際的スポーツ大会について、
様々な国の方が訪日されるだろう、というニュースが報道されておりました。
それについて、外国の方々の視点から見ると不思議と感じる
現状の日本での決まり事(?)が取り上げられておりました。
例えば…
現在、公衆浴場ではタトゥー(刺青)のある方は入場禁止となっている所が多いそうですが、
外国の方にとってはファッションの一部という認識なのだそうで、
せっかく温泉を楽しみに訪日したのに入浴を断られた、というエピソードなどでした。
その中で、食事のマナーについて
「食べ物(麺類など)を『すする』のは日本人だけ」
という内容もありました。
確かにそのコーナー内では、お蕎麦屋さんだろうとラーメン屋さんだろうと
外国の方は、どこの国の方も音を立てずに召し上がっておられました。
「その音に嫌悪感を感じる」「マナーとして最低の事」などという意見もありました。
しかし、なんだか違和感を感じずにはいられませんでした。
ハラール食の文化圏に於いて、外国人旅行者が豚肉や飲酒の正当性を主張するでしょうか。
外国の格式高いレストラン等でナイフやフォークを拒否して手づかみで食べたらどうでしょう。
どちらに合わせるのが正しい、というよりも、
訪れた先の作法に倣うのも、その国への理解を深める一端なのではないかと思います。
「音を立ててすするのが常識」というのではないと思いますが、
場面によってですが「品が無い」とも言えないのではないか、
サービスと文化を混同してはいけないのではないか、と思ったりもしました。
せっかく日本に来られたのですから、外国の皆様には楽しい思い出、
良い思い出を沢山持って帰っていただきたいと思います。
開催国である我々の側も沢山の見識を広める良い機会でもあるでしょう。
旺盛なサービス精神と思いやりで、諸外国の方をおもてなし出来れば、と思います。
2020年